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「自然にそこにいる」ためのワークショップ まとめ

4月が終わっちゃうよー!
ということで、遅くなってごめんなさい。
来月末にまたワークショップもやるということで、3月にやった「自然にそこにいる」ためのワークショップの時の色々まとめを載せておこうと思います。(私のWSに運営側で参加してくれている方がまとめてくれたものを編集しました。)

5月のWS応募、詳細はこちらから!

3月に受けてくださった方は読んでいただけるとまた何か考えていただけるかも。
5月が気になっている方は、この時と連動したことをやりますのでご参考にしていただければ。
とはいえ、詳しい具体的な内容には触れませんし、もちろんこれがすべての演技の答えとも思っていません。それは5月にも実際に体験して頂いて、直接お話しできればと思ってますし、臨機応変に使えるものを使える時に使っていただければいいと思っています。

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演出から「もっと自然にやって」と言われた経験、ありませんか?
3月のワークショップでは、「自然にそこにいる」とはどういうことかという、基本的でありつつも何だか分かりにくいこのテーマを、石井舞の経験から再考するワークショップを開催。
二日間の開催共に終始和やかな雰囲気、時にはそれぞれの考えや疑問を交えたディスカッションも行われる濃い時間となりました。
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そもそも「自然」とはどのような状態を示すのでしょうか。
①平常な呼吸ができる状態
②観客への意識がない状態
③緊張していない状態
分かりきったことではありますが、様々な内的・外的要因により、舞台上でそれを毎回、確実に実現するのはなかなか困難です。
では、そもそも私達がこの「自然」な状態である時に作用している事実を客観的に知るところから、そこに近づく手段を紐解きました。

まず、素の自分の与える客観的な印象を知る。
そもそも持ち合わせているものがどういう印象を見る側に与えるのかをある程度自分で理解していれば、役と素の自分の距離がなんとなく測れます。距離がどれだけなのかがある程度測れていれば、その役への近道も見つかるのでは。
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そして、その印象を持ち合わせているという前提で、ただ台本に向かうと、こんなかんじ。
というのを実感してもらいました。
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これだけでもOKな場合もあるけど、いつもこれでは物足りない。

そもそも、「自然」な状態って自分一人で作るにはある程度の限界があると思っています。
特に台詞をいう場合は、相手役の「自然」も理解した上で投げかけてあげる事も忘れずに。

これらの至極当然な状態は、頭でわかっていても実際行動に移すのは意外と難しい。
そこで、とあるメソッドを使って自らの日常の動きと動機を分析することで、自然な脳の働きがいかに複雑なものかを改めて知ってもらいました。
これはつまり無意識を意識化する作業で、役柄において同様の流れを実現するには、身体と心の動きの作り込み作業が膨大となることを体感して頂けたのではと思います。
その結果、セリフの有無に関わらず、全ての動きや瞬間に意味が加わり「間が保つ」感覚を主観的にも客観的にも実感できた方が多かったのではないでしょうか。
またこのアクティビティーをペアで同時に実施することで、相手の中身を知る機会にもなり、相手を意識し、場の成立を互いに手助けしやすくなることも分かりました。
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しかし、テイストの違う全ての作品や現場において、上記アクティビティーが必ずしも「自然な状態」への答えとなるわけではありません。観客に対する意識の分も、舞台上の相手に対して集中できるようになることや、自己の欲求が高まる分、迷いのないシンプルな演技に繋がることはメリットではありますが、一方で、薄い芝居と評価されるリスクもあります。

しかし、それぞれのアプローチによって得られた気付きや実感が、これまでの自分の役作りにプラスの影響を与えることができれば、「なりきることができない役でも、操縦することができる」(参加者の感想より)ようになるのではないでしょうか。

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ものすごく簡単にまとめました。
やっぱり7時間近い内容を文章でまとめるのには限界がありますし、参加してくださった方以外には何のことやらと思うでしょうが、しかしこんなようなことをやっています。

そして、別のある参加者さんの感想で、相手役との関係の話がでまして。なので次の5/28のWSは

「おさらいワークショップ 相手の話を聞く編」

です。
「自然にそこにいる」を、相手ありきで考える、というようなことにもなると思います。
たくさんの現場を踏んでいる方にとっては前半は、そんなんわかってるわ、という内容かもしれないので「おさらい」とつけましたが、
同じことでもアプローチが違うとまた幅が広がるのがお芝居の世界だと思っていますし、今もしもふんわりと『こうかなー』と考えてることがある人だったらその結論に近づけるかもしれません。
なんであっても、共通見解を持っていれば、演じ方は人それぞれでもやりやすさが変わってくると思うのです。

以前も書きましたが、私は一緒に楽しみながら戦っていける考えていける仲間を増やしたくてワークショップを始めたので、そういう意味で、本当にたくさんの人に来ていただけたら嬉しいし、一緒に考えていきたいと思っております。
そして今回は見学はどんな方でもOKなので、お客様も含めてこんなこと考えてるよーってのを少しだけ知って頂ける場になれば。参加してくださる側のハリにもなると良いなと思ってます。
今回もどうぞよろしくお願いいたします!!


おさらいワークショップ 相手の話を聞く編
5/28(木)
世田谷区某所にて
応募、詳細はこちらをご覧ください。


【石井舞出演予定】
舞台・コマイぬ「豊の午後〜萩原伸次戯曲選〜」
6/4(木)〜7(日)
@Gallery&Spaceしあん
ご予約はこちらから!
(石井扱いのご予約になります)

映画・「イニシエーション・ラブ」堤幸彦監督
5/23(土)から東宝系映画館にて公開

舞台・キ上の空論#4
「東京虹子、7つの後悔」
9/3(木)〜13(日)
@三鷹市芸術文化センター・星のホール
【作・演出】
中島庸介(キ上の空論/リジッター企画)
【音楽】
福岡晃子(チャットモンチー)
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by mai_141 | 2015-04-30 21:15 | ワークショップ | Comments(0)

役者・石井舞のブログ ECHOES所属


by mai_141